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■ カプセルソフナーVは市販の軟水器を超えた? ! 



■カプセルソフナーの完成度をさらに高めたい

 軟水器を自作するときに問題となるのは容器です。ペットボトルを使ったペットソフナーはお手軽、安価に作れるのが特徴です。ポリ容器を使ったポリソフナーは市販品並みに十分実用的に耐えるソフナーです。

 カプセルソフナーUは信頼性の高い工業用部品を使い、高い耐久性と、浴室・キッチン・洗面所とどこでも使える応用性の高さで人気がありました。 しかし、欠点として@イオン交換樹脂の量が700mLであるので大量の軟水が作れない、Aプラスチック部品なので高温のお湯には使えない、などがあげられていました。
 そこで、これらの欠点を改良し、市販の軟水器のスペックさえ超えるソフナーとして、カプセルソフナーVを新たに作りました。


■カプセルソフナーVは市販の軟水器を超えた?!

耐圧性、耐久性の向上
 カプセルソフナーV本体はステンレス製の工業部品を使いました。このケースの耐圧性は15kg/cm2、家庭用の水道水圧が2〜4kg/cm2程度なので、通常の使用ではまず水漏れは起こりません。市販されている家庭用軟水器でもこれほどの耐圧性を持つものはほとんどありません。
 耐圧性が高いことのメリットは、水漏れの心配が少ないことだけでなく、水道配管の途中に配置出来るので、キッチンや洗面所のアンダーシンク型として設置出来ること、全自動洗濯機に直結して使用出来ることなどがあります。
 工業用部品なので非常に丈夫で、、家庭での使用なら10年以上は使うことができます。

耐熱性の向上
 プラスチック製部品を使ったソフナーの耐熱温度は40〜50度程度ですが、カプセルソフナーV本体はステンレス製、フィルターも金属製を使い耐熱性を向上させました。60〜70度程度までなら通水出来、熱い差し湯を流すこともできます。

イオン交換樹脂の増量
 カプセルソフナーVにはイオン交換樹脂が3リットル入っています。カプセルソフナーUの4倍、ポリソフナーにも匹敵する量です。1回の再生で、約6000リットルの軟水を作ることができるので、再生頻度も少なく、快適に軟水生活を送ることができます。

スリム&高性能
 スリムな形は、洗濯機の横においても邪魔になりません。浴室に置いても、バスタブの横に違和感なく設置出来ます。デザインも高級感あふれるステンレス製です。また、スリムな形は性能にも効いてきます。イオン交換樹脂の中を水が流れる距離が長いほどイオン交換樹脂が効果的に使われるため、ソフナーの性能は良くなります。イオン交換樹脂の量は3リットルですが、他のずんぐりした形のソフナーより高性能で、一度の再生でより多くの軟水を作ることができます。

高い拡張性
 入り口が20mm(3/4インチ)、出口が13mm(1/2インチ)の、水道用規格で多く使われているニップルを使っているので、汎用の水道用配管、散水用コネクター類など、多くの部品が接続出来ます。 全自動洗濯機には直結可能、お使いのシャワーや蛇口とも簡単に接続出来ます。

簡単な再生
 手作りソフナーでやや面倒な再生作業も、写真のようなアダプターを付けて塩水を流し込むだけの簡単な作業ですみます。



 カプセルソフナーV

堅牢なステンレス製ケース。
本体直径8cm、高さ59cm。
スリムなので全自動洗濯機の横にすっぽり収まります。
また、浴室に置いても邪魔になりません。
耐 圧      :15kg/cm2
耐熱温度    :60℃(Max70℃)
イオン交換樹脂:3リットル
入り口(右)は3/4インチ(20mm)、出口(左)は1/2インチ(13mm)、
いずれのサイズも汎用の水道規格なので、多くの水道用部品を取り
付けることができます。


もちろん浴室で給湯やシャワーにも使えます。
全自動洗濯機との接続
全自動洗濯機用ホースを直接入り口に接続出来ます。
出口にもう一本のホースを取り付け、その先を全自動洗濯機に
ネジ込みます。
これで完成!後は洗濯からすすぎまで全自動で軟水洗濯がで
きます。
再生も簡単!
専用の再生アダプターを取り付けて、塩水を流すだけ。


■性能比較

比較項目 カプセルソフナーV ペットソフナー ポリソフナー カプセルソフナーU
給 湯
シャワー ×
キッチン ×
洗面所 ×
食器洗い乾燥機 × ×
アンダーシンク ×
全自動洗濯機 ×
流量(L/分) 10 (◎) 5 (○) 10 (◎) 5 (○)
耐熱温度(℃) 70 (◎) 60 (◎) 50 (○) 50 (○)
耐久性(堅牢性) ◎ (10年以上) △ (3年) ○ (5-7年) ○ (5-7年)
イオン交換樹脂(L) 3 (◎) 1 (△) 4 (◎) 0.7 (△)
1回の再生で作れる軟水量(L) 4500 (◎) 1500 (△) 6000 (◎) 1000 (△)

ポリソフナーとの使い分けは、
(1)全自動洗濯機に直接接続して洗濯に利用する機会が多い、熱湯での差し湯を使いたい、耐久性、耐圧性を重視するなら、カプセルソフナーVが適しています。
(2)全自動洗濯機に接続することはまれ、浴室から洗濯機まで近い、残り湯を利用できるなら、イオン交換樹脂量の多いポリソフナーの方が適しています。